水中ってどこを泳いでいるか全くわからない。
宇宙空間みたいだなー。
どごかどこだかわからないやー。
初めてダイビングをする方は、
今どこを泳いでいて、どこに向かっているか、真っ直ぐ進んでいるかもわからないかもしれません。
ナビゲーションができるようになると、
おおよそどこを泳いでどんなコースを辿ったかわかるようになり、
欧米で主流のセルフダイビングが楽しめますよ!!
水中でのワクワクがいっそう強まりますね♡
最後まで読んでみよう!!
ナビゲーションとは
陸上では、数百メートル先まで見渡すことができるが、水中では、視界が3mやそれ以下ということもあり、最大でも30,40mくらいまでしか見渡せません。
そこで、行きたい場所に辿りつくには、ナビゲーションのスキルが必要です!!
2種類のナビゲーション
ナビゲーションには、水中にあるものを頼りにしてナビゲーションする、”ナチュラルナビゲーション”と、コンパスを用いる”コンパスナビゲーション”の2タイプあります。どちらか一方ではなく、どちらもできようになりましょう!
ナチュラルナビゲーション
ナチュラルナビゲーションのやり方
ナチュラルナビゲーションは、水中にある”動かないもの”を目印にしてナビゲーションするスキルです。
目印になるものは次のようなものがあります。潜る時の参考にしてください^^
①水深
ナチュラルナビゲーションで、頻繁に確認すべきものは水深。
ビーチポイントでは、沖に向かって水深は深くなっていくため、浅い方に行けばビーチに戻れます!
あらかじめ、ダイビングポイントの水中マップを頭に入れておくことで、現在水深から今の自分の位置を把握するが可能。
また、次に紹介する目印となる”根”などと現在水深を照らし合わせれば、四次元で自分の居場所を特定できますね!
②地形
岩や根、オーバーハング、ドロップオフ、砂地にゴロタなど、水中にはさまざまな地形がある。三角のとんがった根や割れたリーフなどの特徴のある地形は覚えやすいです。
また、事前日潜るポイントの水中マップを見て、おおまかに目印となりそうな地形を覚えておき、実際に潜っているときに確認すれば、コース取りできるようになるでしょう!
③砂紋
砂地が広がる砂漠のようなポイントでは、なかなか目印がなく元の方向がわからなくなることがあります。
でも、砂地にできる砂紋は基本的に海岸線と平行してできることを知っていれば、それと直角に、水深が浅くなる方向に向かうことで岸に到達する方へ行ける。
④人工物
地形同様に水中に沈んでいるものは、ロープやコンクリートブロック、魚礁、テトラポッドなどもあります。
江の浦というダイビングポイントには、
ドラえもんがいます!
千葉県の館山にある波左間海中公園というダイビングポイントには、海中神社⛩️があります。
こんなワクワクするダイビングポイントあります!!
⑤潮流
海流や潮流など、流れも把握しておくことが大切です!
特にビーチダイビングの際には、ビーチに戻って来られるようにどっちからどっちの方向に流れているか事前に確認して潜り始めないと戻って来られないなんてことも。
流れは一定ではないけれど、参考にしましょう。
⑥生き物
サンゴやソフトコーラルなど動かない生き物を目印にしましょう!
これらを使って、または目標や目印にして
行きたい方向に進めれば、
ナチュラルナビゲーションができるでしょう!!
コンパスナビゲーション
コンパスナビゲーションのやり方
コンパスナビゲーションは、コンパスを使って水中をナビゲーションするスキルです!
コンパスの種類
コンパスには、いくつか種類があります。
例えば、手首につけるリストコンパスやゲージにインソールされているものがあります。
水中で使うため、陸上用のものは使えません。
コンパスの構造
コンパスナビゲーションの見方•持ち方
コンパスナビゲーションには、2種類の見方があります。サイドリーディングとトップリーディングです。
サイドリーディング
サイドリーディングとは、腕を伸ばして目の高さでコンパスを水平に持ち、コンパスの横の方位窓から覗く見方です。
サイドリーディングでの角度や方角の合わせ方
横の窓から見える円盤に書いてある角度や方角を赤いラバーラインに合わせて、行く先を決めます。
トップリーディング
トップリーディングとは、両手でコンパを持ち肘を90度に曲げて脇を締めてコンパスの上の窓から覗く見方です。
回転ベゼルに書いてある角度や方角、インデックスマークを使います。
トップリーディングでの角度や方角の合わせ方
1.行きたい方角や角度をラバーラインの先に持ってくる。
(例として、今回は30°の方向に合わせてみます。)
2.インデックスマークに磁針の先を合わせる。この時は、腕だけでなく体ごと回して合わせます。
コンパスのダメな持ち方
•コンパスを斜めに傾けて持つ。
オイルが充填されているため水平にしないと円盤が回らなくなります。
•コンパスを腕だけで動かす。
ラバーラインを体の中心に合わせて使うことで、真っ直ぐ進むことができまます。
•他のコンパスと近づける。
コンパスは磁気で動くため、他のコンパスを近づけてしまうとクルクル回転してしまい、正しい方角を示さなくなります。
オープンウォーターダイバーコースでは
コンパスナビゲーションは、オープンウォーターダイバーコースで実施するスキルのうちの一つです。
オープンウォーターダイバーコースでは、主に行って帰ってくる往復コースと、応用編で四角コースを行います。
また、一つ上のコースのアドバンスウォーターダイバーコースでもさらに応用したコンパスナビゲーションを行います。
アドバンスウォーターダイバーコースでは、実践に近いものになるので、三角コースや四角コース、それらの複合的なコースを行います。
コースを辿るやり方については、こちらをご覧ください!
最後に
ナビゲーションについて、理解できましたか?
基本的には、コンパスナビゲーションとナチュラルナビゲーションは片方だけ使うことは少なく、両方を合わせて使います。
コンパスておおよその方角を確認し、水中のあらゆる目印を見たり感じた理由しながら進めます。
オープンウォーターダイバーコースで行う往復コースのナビゲーションや、アドバンスウォーターダイバーコースで行う、三角コースや四角コースのナビゲーションについては、こちらをご覧ください!
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