トコトン伊豆の海の魅力★

ダイビング女子
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✳︎伊豆の海の魅力✳︎

海は地球の表面の約71%を占めている。

計算すると、海は約36千㎢!!

そんな広い海の中でも、日本の伊豆の海は特別!!

なぜなら、日本には四季があり、また、日本を囲む4つの大きな海流の1つ、黒潮が寄ってくるからです。

この黒潮は、世界2大海流とも言われてるんです。

世界中を探してもこんな海はないよ^^

そんな、伊豆の海を季節ごとにご紹介です。

季節ごとの伊豆の海

まず、春。

春は、海にとって大事な時期。

冬の海で養分を豊富に蓄えた海水が、海の上層部にまで満たされたところで春到来

(冬の寒さで海面付近の水は冷やされることで密度が増し重くなるため沈んでいく)。

水温が13度くらいのところから18度・20度に上昇し始める。

そして、太陽の光をたくさん浴びた海藻類が成長して溶け始めるとともに、植物プランクトンが一気に増殖。

その影響で、海の中には浮遊物が多く発生。この現象を春濁りと言うよ。

この春特有の春濁りの時のダイビングは、視界がちょっとよくないけど、バスクリーンのなかなかいるみたいで不思議な感覚でおもしろい^^

でも、この時は、魚にとってはうまく隠れるチャンス。たくさんの稚魚幼魚などが大きな魚から身を隠しながら、一気に成長します。成魚とそっくりのミニチュアサイズから全く違う模様と色の幼魚だったりと魚の種類によってさまざま。

特に、魚のおなかあたりを見ると、ぷっくらしているかもしれないね。

 

春の時期でのダイビングで気をつけること

なんせ春濁りは、ちょっと視界がよくないんです。こんな視界不良時には、バディと手の届く距離を維持して、バディ管理を徹底です。

ただ、水中では空気中よりも近く大きく見えます。すぐ隣にいると思ってバディに手を伸ばしても、あれ届かないってことも。

だから、いつも以上に距離を近くしましょうね!

また、視界が悪いことで、びっくりしたり慌てたりしないように、

止まって、深くゆっくり大きくと落ち着いた呼吸をするよ!

これらができれば、生物の誕生や成長が見られる貴重な時期でも楽しめますね^^/

初夏

海の季節は、陸の季節の2か月遅れ。

7-8月は、まだ春の海だけど、ダイバーがたくさん来る時期だからか、ちょっと白っぽいこともある。

夏のこの時期は特に気温が高くなり、波や流れの影響が少ない海だと、「もやもや」「ゆらゆら」と見えるサーモクラインという現象が起きるよ!

サーモクラインは、水と油が分離しているみたいに上の方だけ温められて、あたたかい上の層と冷たい下の層に分かれる。

これは、日常でも実はよく起きていて、お風呂の追い焚きしたときに、上の方だけ暖かく、下の方だけは冷たいままなんてことがあるよね?この現象が海で起きています!

初夏の時期にダイビングする時に気をつけること

サーモクラインができて、上の暖かい層とと冷たい下の層に分かれると、水は温度によって光の屈折率も変化することから、この境目に視界の変化が起きる。

そんな視界の変化が起きる時には、バディ管理とストレスコントロールをしましょうね。

また、気温は高いからといって、水着やラッシュガードでダイビングはNG!

日焼けや怪我の防止のために、スーツの着用は必須。

特に、浅瀬では暖かいと思っても、ある水深を超えたら、突然ピリッと肌寒く感じたり、1回30-60分水中にいるダイビングでは、空気中の約25倍早く体温が奪われたりすることから、

ドライスーツやウエットスーツでもフードベストを着て調整が必要だよ!

念のため、潜るところの施設に問い合わせて、水温などを事前に調べておくのがいいでしょう!

夏の海。

夏から秋にかけては、台風がやってくる。それに加えて、流れの強さが世界でも有数と言われる海流の黒潮が最も伊豆に接近。

この台風と暖流の黒潮のお陰で、

伊豆半島には南の島から死滅回遊魚(季節来遊魚)が流されてきて、

一気に海中がカラフルに✨

こちらは、タテジマチンチャクダイの幼魚!!タテジマじゃなくてぐるぐる渦巻き模様!小指の爪くらいの大きさで、かわいい♡

成魚は、伊豆ではほとんど見られませんが、全然違うから見逃しちゃっているかもしれないね。

他にもじゃーん✳︎

ツムブリとカクレクマノミ!!

 

皆さんが海の中というと1番にイメージする海はこんな海じゃないかしら♡

他にも同じ時期に、この暖流にある豊富なプランクトンを追いかけて、一緒に黒潮に乗ってくる大物生物、

ジンベイザメやマンタがくることも。

また、変化は生物だけではないですよ。

黒潮は暖流なので、水温も高い時には、30度近くまで上がるよ。

また、黒潮によって、昨日まで雨水の影響で薄く茶色く濁っていた海でも、次の日には、水底30mから上を見上げると雲の形が見えるほど視界が突き抜けたような透明度になっていることすらある!

これが黒潮のパワーだ!!

夏の海でのダイビングで気をつけること

こんな視界のいい時も注意が必要。

だって、自分のいる水深がわからないなんてことも。気が付かず、水深50m60mに落っこちていることも。そうならないように、水中管理をするダイブコンピュータで、都度自分のいる水深を確認しましょう。

秋の海、まってました!ベストシーズン到来!!

一気に魚の数が増え、水温も透明度も安定した時期に入る。

右からイサキやタカベの群れ、左からカンパチの大群、真っ正面からムロアジ、後ろからツムブリなどの回遊魚の群れ、360度見渡す限りが魚の群れでいっぱいに!!

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ダイビングは夏だけって思っている人も多いけれどもそんな人たちはもったいない海です。思う存分楽しみましょうね。

秋の海でダイビングする時に気をつけること

前には魚群の壁ができ一緒に泳ぐダイバーでさえ見えなくなることもあるよ。

生物ばっかり夢中になっているとチームやバディとロストしてしまう可能性もあるので、生物も楽しみながらもガイドを確認したり、バディとアイコンタクトを取りながら潜りましょうね!

そして、冬。冬の海は、最も静けさのある海。水温が低い時には13 度くらいになりちょっぴり海水が冷たいなと感じるけれども、周りに誰もいない澄んだ海は、格別です。

冬の海を楽しめるダイバーは少ないから、優越感に浸ります。

でも、偏西風という地球の表面に吹いている西風が吹くので、水面には高波が起きたりうねりが発生しやすいです。さらに強い風が吹くと、今日はダイビングは中止なんてこともあるよ。

また、海の生物は、越冬するものもいるので、通年にしてお馴染みのメンバーもいれば、この時期にしか見られない、冷たい海を好むかわいいレアキャラも楽しめます!

冬の海でダイビングする時に気をつけること

風が吹いて、波やうねりがひどい時には、酔い止めを飲んで対策するのがいいでしょう。また、波は円運動をしているので、水面はバシャバシャしていても、水中には影響がないこともあります。そんな時には素早く潜降してしまえば酔ってしまって水中が楽しめなかったなんてことは少なくなりますね。

まとめ

伊豆の海のこと、わかってもらえたかな。

季節によってほんとさまざまで、とっても魅力満載の海なので、一回だけではなく一年を通して潜ってほしいです。

そのためには、自分にフィットしたスーツを用意することをおすすめします!

早く上手になって、いろんな海を経験できたらいいですね!!

ダイバーでない皆さんは、ぜひ、ダイビングスクールに行ってみてダイビングを始められたら嬉しいです!

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